今年も残すところあとわずか。新型コロナウイルス感染症患者の発生状況は未だ予断を許さない状態であるものの、制限は緩和され外国人観光客の姿も徐々に戻ってきた。そんな2022年の秋葉原を振り返る。
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はじめに
今年も一年間、無事に毎朝365日秋葉原を周ることができました。(できそうです)
毎日秋葉原を周ることを少なくても2010年から続けているからこれで十二年間。まさか干支がひと回りするまで続けられるとは思いませんでした。
以下は、そんなツルミロボが独断と偏見で選ぶ2022年の秋葉原ニュース。
それではいってみましょう。
SEGAの看板がGiGOへ。SEGAの文字が秋葉原から消える
秋葉原で一時期最大で5店舗もあったセガ。長年見慣れてきたセガの看板が撤去され、あたらしくGiGOへと変わっていった。
店名の変更発表から日数をかけて徐々に変わっていったのだが、最後は深夜一斉に街中の看板が変更され秋葉原の風景が変わった日となった。
閉店したお店
今年も新型コロナウイルスの影響で多くの店舗が閉店。数年前ならば、とても信じられないようなお店の閉店が相次いだ。
秋葉原に行かないと買えなかったものはもはやなくなり、ネット販売にシフトしていく流れは今後も止まらないように感じる。
GiGO秋葉原4号館、閉店
SEGAからGiGOに変わったばかりだったが、駅前のGiGOが閉店。
「施設の定期建物賃貸借契約の満了」が閉店の理由。
閉店時、想像していた五倍くらいのひとが駅前に集まっていて驚かされたのと、跡地にオープン予定のnamcoへの縦読みで二度驚かされた。
閉店後、希望するスタッフは他店舗へ異動だったそう。元4号館の店長さんはいまも秋葉原の他店舗で店長を務めている。
ガンダムカフェ、閉店
リニューアルオープンしたばかりのガンダムカフェが閉店。
2010年にオープンしてからしばらく続いていたあの行列を見てきたものからすると、こんなにあっさり閉店してしまうとは思わなかった。
秋葉原の観光地化をあらわすような店舗だったけど、秋葉原の十年を支えてきたお店のひとつだったとも思う。
とらのあな秋葉原店、閉店
何年か前の自分ならとても信じられない閉店
オンライン通販に力を入れて行く方針もあって国内でとらのあな店舗閉店が相次いでいた。
最後の店頭メッセージ、スタッフさんの最後のご挨拶などは長年利用してきた方たちにとって心に響くものだったと思う。
閉店時に集まったひとの多さやリツイート数に閉店のインパクトの大きさがあらわれていた。
ちなみにリツイート数的には今年いちばんの記事
そのほか
来年になるが、他にもヨドバシAkiba7階の有隣堂とタワーレコードの閉店が決まっている。
タワーレコード秋葉原店、2023年1月閉店へ
有隣堂ヨドバシAkiba店、2023年1月閉店へ
電子化や通販で事足りてしまう時代をあらわすかのような閉店に感じる。
タワーレコードはアーティストさんたちから贈られた数多くのサインが展示されており、それだけでも楽しめる店舗なだけに残念。
新店舗
閉店も多くあった秋葉原だが、あたらしく誕生したお店も。
アドアーズ跡地にはゲームパニック
ツクモ・ヤマダ電機跡地にソフマップAKIBA駅前館
とらのあな秋葉原店B跡地にアニメイト秋葉原2号館
どうしてもニュース的には開店より閉店の方にインパクトを感じてしまうのだが、それでも空き状態の大きなビルも徐々に埋まってきたように感じる。
規模の小さめの店舗だとカードショップとコンカフェがやはり多い。
縦読みメッセージ
こちらもあたらしくオープンしたお店なのだが、話題になったのは贈られた縦読みメッセージ
以前マクドナルド閉店時にバーガーキングから贈られた縦読みメッセージが話題になったのだが、再び戻ってきたマクドナルドにまたしても縦読みメッセージが贈られた。
この一連の流れは、とらのあな閉店時にメロンブックスから贈ったメッセージの元ネタになるくらいインパクトのあるものになっている。
この煽りの反応について、肯定的なものと否定的なもので大きく分かれているのが印象的だった。
日本のお国柄もあるんだろうね。
VTuber
秋葉原に来ないと会えなかった会いに行けるアイドルはもはや過去のものとなり、オンライン上でのコミュニケーションにシフトしていく流れは今後も止まらないように感じる。
そんな中、VTuberとコラボレーションするお店が増え、個人的にはそれを感じた一年になった。
ホロライブの猫又おかゆは、いきなりステーキに大行列をつくってしまうし、整理券は瞬殺。
影響力の強さを大いに感じたし、店頭にいきなりステーキ代表取締役社長・一瀬邦夫氏を召喚するコラボレーションとなった。
神田明神では、ぶいすぽっ。納涼祭りとしてこれまで見たこともないような数多くのひとたちを呼びこむコラボレーションとなった。
屋台でのVTuber接客というしくみに驚かされたけれど、みんな一緒に写真撮ったりしてて楽しそうだった。
野郎ラーメンにも大行列。あおぎりV野郎ラーメン
来年も今年以上にコラボレーションするお店が増えていきそう。
ヨドバシAkibaの行列
秋葉原で長い行列をつくっていたのは、ことしもやはりヨドバシAkibaだった。
ポケモンカード
加熱し続けるポケモンカード争奪戦
ガンプラなどホビー系の商品、プレイステーション5などでも行列をつくるヨドバシAkibaだが、やはり印象に残っているのはポケモンカード。
徹夜待機があったり、転売対策としてビニールをはがしての販売、商品名を言ってもらうなどの攻防もあってヨドバシカメラのスタッフさんは大変そう。
チン!するレストラン
期間限定の食べ放題イベント
冷凍食品やアイスの食べ放題イベントだが、とんでもない人気でレストランフロアに大行列をつくっていた。
自分が知らないだけかもしれないが、レストランフロアにあんな規模の行列をつくっていたのはおそらくはじめて。
アイスも売れ筋からすこし外れたものを安価で仕入れそれを提供するようなカタチだったように思う。
レンジもヨドバシカメラ内で販売する各メーカーイチオシのものを使用し、多方面にwin-winを提案した企画力の鋭さが光ったイベントではないだろうか。
誰かが言っていたけれど、ヨドバシは秋葉原にありながらそれ自体がひとつの街だと。
今年も、そんなヨドバシ街から話題が尽きなかった一年だったように感じる。
アニメ作品
ニュースというわけではないのだがアニメ作品で記憶に残ったものを。
リコリス・リコイル
完売が相次いだリコリス・リコイルのスピンオフ小説。
ああいうカタチでの完売はひさしぶりに感じたし、作品的な盛り上がりもあったように思う。
個人的なことだが、パネルを撮るためだけに隅田公園や両国まで訪れてしまった。
ぼっち・ざ・ろっく!
ほか、ぼっちざろっくも最新刊の完売など。
アニメ放送中に発売された原作5巻は週末秋葉原から姿を消していた。
放送終了後、年末に発売されたCDは秋葉原から姿を消していた。
シュタインズゲート
新作ゲーム・アノニマスコード発売日とシュタインズゲートのはじまりの日をかけ合わせたプロモーション
作品に根強い人気を感じる。やはりラジオ会館とシュタインズ・ゲートの組み合わせはアツい。
個人的な今年のアニメ四天王は「リコリス・リコイル」「ぼっちざろっく」。ほかふたつは着せ恋と明日ちゃん、水星の魔女で迷ったが「着せ恋」と「水星の魔女」
マリみて風の百合とは違うような気もするけど、百合とコミュ障、コスプレのオタク趣味が共感を生みウケたのかなと思う。
名物コスプレおじさん
ケンタッキー・フライド・チキンのカーネルおじさんを見かけなくなったよね、という話。
「秋葉原の名物○○」と聞いて皆何を思い浮かべたのか。
最終的に戻ってこないおじさんのこれまでを思い返したからか悲しみの声がとても多かった。
ちなみに当ブログで今年最もアクセスがあった記事になる。ほかの記事に圧倒的な差をつけ、断トツだった。
最後に
個人的にことし一番インパクトのあったニュースは、やはりとらのあなの閉店だろうか。
発売日に売れ行き状況を確認するため秋葉原の書店をまわったりするのだが、その店舗リストにとらのあなはもう無く、どこかぽっかりと穴が開いてしまったようなそんな気持ちになってしまう。
来年はそのリストから更に書店が消えることになりその穴はより一層大きく・増えることになりそう。
閉店という暗いニュースばかりになってしまったが来年こそは明るいニュースの記事をたくさん書けることを願い今年はこれで締めくくりたいと思います。
一年間、見てくださった皆さま、ありがとうございました。
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