株式会社 虎の穴の7月5日付けの"閉店のお知らせ"によると、2022年8月31日をもって「とらのあな秋葉原A店」を含む複数の実店舗を閉店すると発表。秋葉原のとらのあなは昨年、秋葉原店Bと秋葉原店Cが立て続けに閉店した状態であった。

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更新履歴

  • 2022/7/5 – 記事作成
  • 2022/7/6 – 神林ビルのようすを追加。秋葉原店BとCの閉店した年が間違っていたので修正

目次

とらのあな秋葉原店A閉店

中央通り、秋葉原を訪れた方なら見覚えのある方も多いのではないだろうか。一時期、ここは秋葉原店Aと秋葉原店Bが連なっていた。

以下、公式サイトより

この度、誠に勝手ながら2022年8月31日(水)を持ちまして、

秋葉原店A
新宿店
千葉店
なんば店A
梅田店

の5店舗を閉店させて頂くこととなりました。

2020年より店舗事業においてはコロナ禍による影響を大きく受けており、現時点で回復の兆しが見えていない状況ということらしく、短期的には通販・Fantiaを中心としたDX事業に注力させて頂く、とのことだ。

なお、直営店が唯一残るカタチになる池袋店においては、引き続き女性向け同人誌を中心に運営を継続ということになるらしい。

とらのあな閉店の案内

「とらのあな 秋葉原店、なんば店、新宿店、千葉店、梅田店 8月31日(水)をもちまして閉店させていただきます。」「これまで皆様のご支援を心より感謝いたしております。」「誠にありがとうございました」

とらのあな秋葉原店B、秋葉原店C閉店

2021年4月6日、テナント契約期間満了のため、とらのあな秋葉原店B閉店

以前は自社ビルであったようだが売却したようで、テナント契約期間満了と案内されていた。

とらのあな秋葉原店Bがあったころはうたわれるものなどの広告が連なっていたりして、このツインタワー的なビルは秋葉原の代表的な店舗のひとつとして印象的であった。(以前ここの看板は日に焼けて真っ白な状態が長かったが)

2021年4月4日、ビルの建て替えによる契約期間満了の為、とらのあな秋葉原店C閉店

角田ビルという建物の中にあったとらのあな秋葉原店Cだが、ビル建て替えにより、契約期間満了を迎え閉店

いまはもうビル全体が取り壊されて何もない状態になっている。

このように閉店が続く秋葉原の中で、とらのあなは秋葉原店Aに集約していったようなのだが、今回の閉店となった。

いまも残るとらのあな

秋葉原のとあるとらのあな

創業の地、神林ビル。いまはこの周辺、呼びこみのおんなのこがたくさんたむろする場所になってしまっている。

いまも残る「コミック虎の穴」の郵便受け

1994年創業とのことなので、秋葉原で28年間。その頃から比べると街は大きく変わっており、とらのあなの歴史もまた大きく変わろうとしている。

今後について

電子書籍化の波にコロナ禍による通販と、店舗に行かなくてもよくなったことにみんな心底慣れてしまったのかもしれない。

参考にはならないかもしれないが、秋葉原の朝の行列で考えると、メロンブックスなどほかの店ではある程度見かけたりすることはあるのだが、とらのあなで最後に見かけた規模の大きいものはコロナ禍になるはるか前であり、もう何年も見かけていない。

実店舗の必要性や、とらのあなでなければならない理由がなくなりつつあるのが、こういったところにも、もしかしたらあらわれているのかもしれない。

最後に。今後の秋葉原におけるとらのあなだが、公式サイトによると

とはいえ、当社の中心的な役割を果たしてきた秋葉原においては、イラスト展が開催可能なギャラリー型店舗の出展を準備していくとともに、新たな店舗の在り方を模索し、再出店の協議を続けて参ります。再出店が叶う際には改めてご案内出来ればと思います。

このようにあるため、今後イラスト展などのギャラリー型店舗出店や新しいタイプの店舗での再出店があるのかもしれない。(すぐ思いつくのはコミケ時期にやってる期間限定のUDX出張所みたいな拡張店舗のようなものだけど)

どのようなカタチになるかはわからないが、期待したいところ。

コミックとらのあな秋葉原店A

住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田4-3-1(Google Map
電話:050-5433-1213
時間:平日 12:00~20:00、土・日祝 11:00~19:00

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