3/6に開催された東京マラソンのため秋葉原は大規模な交通規制の対象となり、中央通りを横断できないなど制限があった。そんな東京マラソン当日のようすをフォトレポート

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目次

交通規制

以下、JR秋葉原駅で掲示されていたもの

「中央通りの横断ができません」

秋葉原に来て中央通りを渡らないという人はいるのだろうか。ヨドバシカメラでスマホやタブレットを見て満足して帰る層なら問題ない。

これまでは靖国通りを右折して銀座方面に進行していたため秋葉原は東京マラソンの影響をあまり受けて来なかった。

だが今回、ほかのコース上で何か問題が発生したからなのか、距離を稼ぐために靖国通りを左折して秋葉原を通り過ぎ、上野広小路まで進んで折り返し、銀座方面へ進むというコースに変わっている。

このコース変更に伴う交通規制により、秋葉原では中央通りを境に東西(JR秋葉原駅側とPCパーツショップなどがたち並ぶ電気街側)で分断されてしまうのだが、東京マラソンの公式サイトにはこう書かれてある。

「もう一度、東京がひとつになる日」

迂回方法

秋葉原の中央通りに歩道橋はなく、また、地下通路の横断も銀座線・末広町駅にないため、反対側に渡るにはコース折り返し地点の上野広小路まで徒歩で迂回するか、シャトルバスが用意されているためこちらを利用する必要がある。

シャトルバスの乗降場所は以下の三か所で、JR秋葉原駅と妻恋坂交差点からは5分ごとに出発されるとのことだった。

  • JR秋葉原駅・電気街口(UDXブリッジ下)
  • 蔵前橋通り、ヨドバシカメラの北
  • 妻恋坂交差点(以前、ジョナサンがあった交差点)

オノデン前から中央通りを挟んだ目の前にあるJR秋葉原駅まで向かってみたのだが、オノデンから妻恋坂交差点まで約10分。妻恋坂交差点でシャトルバスに乗り出発まで5分、そこからJR秋葉原駅まで約30分。合計45分ほどかかった。何もなければオノデンから駅前までは3分もあればたどり着ける距離であることを考えると苦笑いしてしまう。

シャトルバスの時間は御徒町の道路が混雑していたこともあり、思っていたより時間がかかった印象。時間の前後はあると思われるが、なかなかの時間だ。

JR秋葉原駅のシャトルバス乗降場所ではたくさんのかたたちがならばれていた。時間に余裕があればそこまで気にはならないかもしれないが、急いでいたり時間に制限がある場合はなかなかきびしいと感じた。

ちなみに徒歩で上野広小路まで歩き、戻ってきた場合、中央通り交差点からざっくり片道10〜15分ほど。往復で20〜30分ほどだろうか。歩いたほうが早かったと思う。

中央通りのようす

以下、秋葉原・中央通りのようすをフォトレポート

8:40過ぎ頃だっただろうか、中央通り沿いにあらかじめ準備されていた柵が運ばれて中央通りを閉鎖。これにより秋葉原が東西で分断された。

中央通りと交差する神田明神通りなどの大きな通りには警察車両が停まり、侵入を許さないための交通規制がされた。

完全に分断された秋葉原・中央通り。知り合いなのか、反対側にいるひとと大声で何かを伝えやり取りしていたかたがいて、変なかたちでこの状況を実感してしまう。

秋葉原・中央通り 10:30頃

はじめに車いすのランナーがものすごいスピードで駆け抜けてゆく。試しに狙ってみたが手動のフォーカスでは速さについてゆけず、失敗。そうこうしている間にフルマラソンの先頭集団がやってくる。こういう国際レースでは当たり前なのだろうが、先頭は海外の選手たちで力強い走りだった。

次いで走り抜ける日本人選手たち。背後に見慣れた肉の万世が見える。中央通りを横断できないため、向き・構図を変えることができない。ぐぬぬ

先頭集団が過ぎると後続のランナーたちが続々と中央通りになだれ込んでくる。この辺はまだ仮装している選手もなくタイムを気にして本気で走っているかんじだった。

秋葉原でも一二を争う交通量の多い、ラジオセンター前。たくさんのランナーたちが走り抜けてゆく

現在ビル建て替え中のトレーダー前。秋葉原でこういうランナーの姿を見かけるのは珍しいためとても新鮮に感じる。

万世橋交差点。神田川を超えて秋葉原に入ってくるランナーたち。このあと上野広小路まで進み、折り返してまた神田川を渡ってゆく。

遠目からすごい数のひとたちが沿道で応援しているように見えたが、よく見たらいつものパチンコの行列だった。

10:45頃、万世橋交差点

中央通りを埋めつくす東京マラソンランナー。高架橋のうえを総武線の電車が通り抜けてゆく(万世橋交差点から撮影)

ランナーのかたたちに、いまの秋葉原は一体どう映ったのだろう

上野広小路のあたりでは給水所などがあり、ランナーを歓迎・応援しているかんじもしたが、秋葉原ではそういったものは見られず通過するのみであった。

11:35頃、中央通りの交通規制は解除され、駅側から反対側へ渡ってゆくたくさんのひとたち。

信号が変わりそうになり、近くにいた警察官から「信号は守ってください!!!!!」と歩行者が怒鳴られ注意されていた。まあ、当たり前なんだけどね・・・あまりにも容赦がなくて、思わず東京マラソンのあのキャッチコピーをもう一度読み直してしまう。

なお、このあとの歩行者天国はまん延防止等重点措置適用を受け、中止となっている。

さいごに

TOKYO MARATHON 2021(東京マラソン2021)の案内とウマ娘プリティーダービー

2022年3月6日(日)8:55~11:50まで中央通りが交通規制。開催に伴い無料シャトルバスも運行

反対側へ渡るためには上野広小路の折り返し地点まで迂回する必要あり。もしくは、目的地近くにあるJR秋葉原駅以外の駅で降車

例)オノデンや神田明神なら御茶ノ水駅など

マラソンの先頭集団を迎えるにあたり、進行方向と装備しているレンズでの距離を意識しておらず、急遽、反対側へ渡るため上野広小路まで超全力で走ることになってしまった。

あの瞬間だけは、一生懸命走ったという点においてTOKYOとひとつになれたのではないかとも思う。お疲れさまでした。

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