秋葉原にてオカルトコレクター田中俊行氏による呪物秘蔵コレクション展示&怪談イベント「呪物書店」が書泉ブックタワーイベントスペースにて8月7日(水)より開催。以下、そのようす

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呪物書店

田中俊行(たなかとしゆき)氏は呪物研究家、作家、怪談師、オカルトコレクター。数々の怪談イベントで優勝し、日本一の称号を得たプロ会談師。個人的に印象に残っているのはTBSの番組・クレイジージャーニーに出演した「呪物探しの旅」の回で、見覚えのある方も多いのではないだろうか。

そんな田中俊行氏の呪物コレクション展が秋葉原にある書泉ブックタワーにて開催されている。

貴重なコレクションの展示に加え、トークショー&サイン会、物販など。選りすぐりの怪談師による閉店後のナイトミュージアム(怪談会)も開催される。深夜の書泉に入るのは貴重な体験になるのではないかと思う一方で深夜呪物が展示されているイベントフロアはかなり怖そう。そんな会場のようすを一部紹介する。

展示会場入り口。書籍に関する呪物を含む厳選された数十点の呪物の展示。

入り口で出迎えてくれたのはチャーミー、ホムちゃん、クマントーン。

「チャーミーは関西のとある介護施設にいつからかあった人形。その施設の利用者さんがこの人形をかわいがると数日で体調を崩し死んでいく」「5人続いた事により、縁起が悪いということで田中の元に預けられる。」

TV番組で見ていたはずなのに実物のチャーミーを見て説明を読むだけで足がすくむような感覚。本物を目の前にしたときその迫力のようなものを確かに感じた。

呪物の展示会場。京都から展示の専門業者の方がいらっしゃって設営してくれたそう。ここが書泉だということを忘れてしまいそうになるすごい空間だ

展示会場の設置・微調整を自ら行う田中俊行氏。在廊中、来場者に対し快く対応してくれる。このときは展示されていた呪物の手入れをしていた。

今にも動き出しそうな呪物人形。絶対にここで一人にはなりたくないと思った。

来場者が映らないようひとがいなくなるのを待って撮影していたら、いつの間にかスタッフさんもいなくなっていて展示会場のスペースに自分一人だけだと気づいた瞬間、ぞわぞわぞわと全身が震えるような感覚だった。

呪物展では実際に彼の書斎にある私物を用いて空間を一部再現。乱雑に積み重ねられた物の中には希少な民俗学の資料やタイのマニアックなパーツコミックなどが置かれてある。

再現した書斎で作業をし、会場の空間に溶け込む田中俊行氏。まるで展示品・呪物の一部となっているようで、彼がいてこの会場は完成しているのだと感じた。

「タイに伝わる呪物。亡くなった子供の霊が宿ると信じられている。」「日本語では『黄金の男児』と言う。幸運を呼ぶ人形」

幸運を呼ぶと言われても、手元に置いておきたいかどうかは別問題だと思う。正直怖い

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週末にはミステリー作家や怪談師、オカルト・ホラー系YouTuber、芸人など多彩なゲストを迎えたトークショー&サイン会や選りすぐりの怪談師による閉店後のナイトミュージアム(怪談会)が開催される。

期間:2024年8月7日(水)~8月18日(日)
場所:書泉ブックタワー(秋葉原) 9Fイベントスペース
入場:1,500円(税込)※ 呪物ステッカー付
【月~木】①12:00-14:00 ②14:00-17:00 ③17:00-20:00
【金土日祝】①12:00-14:00 ②14:00-17:00 ③17:00-20:00 ④ 20:00~21:00
※8月10日(土)④20:00~21:00は、ナイトミュージアム開催のため販売なし

コミケ期間も行われているため、お盆休みに上京される方、機会があれば訪れてみてはいかがだろうか。物理的にも精神的にも涼しくなれるイベントをぜひお楽しみください。

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