アキバの老舗「かんだ食堂」が惜しまれながら閉店。閉店が告知されてからは別れを惜しむ方たちの行列ができたりと秋葉原で愛されていた老舗店の閉店となった。

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目次

かんだ食堂とは

かんだ食堂は昭和三十三年開店らしく、五十九年余りに渡り秋葉原で神田青果市場の人たちの食を満たしていたような、そんなお店になります。

個人的にはひとりでカウンターに座って単品のおつまみを3品ほど頼み、ビールを飲んで帰るところでした。支払いは現金のみで電子マネーやクレジットカードが使えず、現金を持たなくなってからはうかがう機会が減りましたが、ひさしぶりに訪れてみるとやはり落ち着く、どこかなつかしい昭和の雰囲気と味です。

焼酎のボトルをキープできるようなお店で、周りで働くひとたちが新人を連れてのみにいくような親しまれたお店であったのではないでしょうか。

閉店の案内

突然貼り出された閉店の案内

「昭和三十三年開店以来、五十九年余りに渡り、お引立て頂きましてありがとうございます。」「突然ではありますが、この度諸般の事情により閉店することとなりました。」「これまで賜りました皆様の長年に渡るご愛顧を心から感謝申し上げます。」

閉店の件、無粋だと思ったけど聞いてみたら「地主さんがビル売っちゃっていろいろ言ったんだけどダメだった」という感じで再開もないそうだ。落ち込む自分を「わたしも失業よ♡」と笑わせようとするおばちゃん、ほんとありがとう

閉店告知があってからは、いつもは見かけなかった入店の行列ができ、それが閉店まで続きます。

そうした状態が続いたため「お願い」として、常連のお客さんを優先させていただきたい旨の貼り紙が。閉店でこんなに行列ができるなんて、お店のひとたちも思いもよらない大きな反響だったようです。

そんな状態で迎えた最終日、店長の「それでは最後の営業開始します」のあいさつで開店。開店前には別れを惜しむひとたちがならび、約70人ほどの列ができていました。

「長い間ありがとうございました。よろしければ店主にひと言お願いします」ノート

入り口で「ありがとうね、最後にきてくれて」とやさしく声をかけ席に案内してくれた店長、このノートには書けませんでしたが、おいしいビールとおつまみをありがとうございました。長い間お疲れさま。

昭和三十三年開店から五十九年余り、かんだ食堂の歴史に幕

酒のつまみで振り返るかんだ食堂

とんでもなく美味しいというよりは、昭和の雰囲気の店内含めて味わうという感じではないでしょうか。

生姜焼き。ビールととても相性がいいです。ぐびぐび

から揚げ。ビールととても相性がいいです。ぐびぐび

ときどきお刺身。ビールととても相性がいいです。ぐびぐび

ウィンナー、マヨネーズでいただきます。ぐびぐび

定食ではなくビールのつまみとして単品で食べることが圧倒的に多かったのですが、もう食べられないと思うととてもさみしい

お店の情報

場所は中央通りと秋葉原UDXの間にあるビルの一階

「アキバの老舗かんだ食堂」年季の入った建物です。

住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田4-4-9 角豊前川ビル 1F
電話:03-3253-6255
時間:月~金11:00~15:30、17:00~22:30(L.O.22:00)土11:00~16:00、日曜・祝日休み

本当に長い間、お疲れさまでした