ことしも梅雨の季節がやってきました。この時期になると思い出すのは秋葉原・中央通りで発生した「秋葉原無差別殺傷事件」です。多くの犠牲者を出してしまった痛ましい事件ですが、
その後、歩行者天国はどのように変わっていったのか。あわせて振り返りたいと思います。
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目次
秋葉原無差別殺傷事件とは
秋葉原無差別殺傷事件とは、2008年6月8日・日曜日の昼過ぎに中央通りの交差点で発生した通り魔事件です。
中央通りの歩行者天国をトラックで侵入、その際にひとを跳ね、その後ナイフで無差別に通行人を刺して殺害していった事件になります。
いままで見たこともない数の緊急車両が集まっており、たいへんな騒ぎでした。
中央通りは立ち入り禁止のテープが張られ緊迫した空気。
中央通り交差点付近は緊急車両と駆け付けたひと、野次馬のひとたちであふれていた。
事件後、歩行者天国は中止に
事件後、以前から無法地帯のようだった秋葉原の歩行者天国は中止に。その後、約二年半ほど開催されることはありませんでした。
歩行者天国のいたるところで行われていた路上ライブ。見張りのひとがいて、警察が近づいてくると一斉に解散というかんじでした。
警察と揉めたり、いろんなトラブルがありました
おしりを出して撮影させる過激なおんなのひと
「表現の自由とルール」
こういった状態の歩行者天国でしたが、事件後は中止に。慣れ親しんでいた歩行者天国がなくなりさみしさを感じたりもしましたが、中止自体はこれでよかったのかもしれないという複雑な気持ちもありました。
歩行者天国再開へ
事件後、秋葉原の歩行者天国は2011年まで中止されたのち再開。いまに至る(※2021年現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止)
「秋葉原歩行者天国オープニングセレモニー」テープカットの瞬間
歩行者天国の再開を待ち構える報道関係者
2011年1月23日 13:00、約2年7ヵ月ぶりに歩行者天国が再開
上から眺める中央通りの歩行者天国
その後の歩行者天国
(2014年撮影)交差点で黙とうをささげる地元関係者の方たち
(2019年撮影)毎年6月8日にはたくさんの献花がされ、祈る方たちを見かけます。
亡くなられた方たちのご冥福と、二度とあのような事件が起きぬよう、皆さんにとってよりよい歩行者天国になることをこころより願っています。