JR秋葉原駅・電気街口のアキハバラデパート閉店後、跡地に「アトレ秋葉原1」がグランドオープン。2010年11月19日(金)9:58頃、エントランスでテープカットのセレモニーが執り行われた。以下、セレモニーやその後のようす。

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目次

アキハバラデパートとは

アキハバラデパートとは、アトレができる前の駅ビルで1951年11月に秋葉原駅の駅ビルとして開店。

屋外では名物とされていた実演販売がされていたほか、さいごにはマクドナルドやユニクロ、雑貨店、書店などがあった。

3階に「デパート口」という改札口があり(現在はアトレ1改札口)秋葉原駅と繋がっている建物であったが2006年12月31日の大晦日、ビル建て替えのため閉店。

それから秋葉原駅の電気街口は長い間、建て替えの工事をしていた。

建て替え工事、完成間近のアトレ秋葉原。まだ囲いがある状態。

JR秋葉原駅、「秋葉原駅」の文字もまだ完成していなかった。

いまでこそ当たり前のようにあるこの電気街口の丸い時計。

アキハバラデパート建て替えに伴い撤去され無くなってしまったものとばかり思っていたが、グランドオープンの約ふた月前9/17の朝ひっそりと復活していた。

秋葉原をあらわす象徴的なもののひとつとして親しまれてきたこの時計のあらたな時の刻みはアトレ秋葉原とともにはじまったものであり、とても印象的であった。

アトレ秋葉原グランドオープン

2010年11月19日、アキハバラデパートは「アトレ秋葉原1」として生まれ変わる。

セレモニー前、取材のひとたちたくさん。秋葉原駅のあたらしい駅ビルということで注目を集めていた。

アトレ秋葉原1のグランドオープン/テープカットを待つ関係者

グランドオープンを待つ関係者と訪れた方たち。100人くらいいたのではないだろうか。

秋葉原駅長など関係者のテープカット。アキハバラデパートはあたらしい駅ビル「アトレ秋葉原1」としてグランドオープン。

当初はいまのようなコラボレーションを行っておらず、それほど派手な外観ではなかったのだがその後いろいろな作品とコラボレーションをするようになり、秋葉原に訪れるひとたちの玄関口としてお出迎え・たのしませてくれる存在となっている。

様々なコラボレーション

開業後、アトレ秋葉原は様々な作品とのコラボレーションがされている。ほとんど途切れることがなくコラボレーションし続けられるのは秋葉原でも数少なく、ここ以上はないように思う。

以下、印象深かったもの

2021年「ゆるゆり×大室家」

アトレ秋葉原のラッピング、エントランス。JR秋葉原駅の電気街口改札を出るとエントランスのラッピングがお出迎え。

訪れるひとに強烈なインパクトを与えると思う。

UDX側の大きなスペース。ここは予算的にかかる費用がけっこう違うのか、ある場合とない場合がある。

また、パネルスペースを何枚使うかでもインパクトが変わってくる。いままでの最高はおそらくホロライブの7段

電気街口のラジオ会館側。時計をつかって「\アッカリ~ン/」

よく見ると公式がノリノリでやってたりするんだけれど、こういうところを探しながらコラボレーションをたのしむのもイイ。

2020年「めでたいトリ」

アトレ秋葉原のマスコットキャラクター「アトレ秋葉原のトリ

鳥類と思われるのだが、好物が"からあげ"という共食いチキンのなぞキャラクター。

語尾に「~トリ」とつける。コラボレーションのたび、それに合わせたアイコンに変わったりと優秀なイラストレーターを抱えているようでとてもうらやましい。ぐぬぬ(誰かこのブログのアイコン描いてください

参考:トリのキャラクター秘話

2019年「転生したらスライムだった件」

リムル役の声優さんが餅つきぺったんぺったん。

まるでシオンさんがつくったかのような色のお餅で見た目がかなりやばい

おんなのひとにこねこねされるリムルさま

リムルさまがいっぱい。のどに詰まらせる以上に殺傷能力高そう

リムルさま最終形態。カビた鏡餅にみえる

声優さんのサイン入りパネル。声優さん呼んで餅つきをやったなかなかいいイベントだった。

2018年「まんがタイムきらら展」

きららジャンプするトリ。うらやましい

コラボレーションは月のはじめと真ん中の15日前後に変わることが多いため、そういう契約形態なのだと思われる。

施設の情報

アキハバラデパート時代よりもふつうの駅ビルと思われた当初は「ほかの街にもある駅ビルになってしまった」「つまらない駅ビル」といった意見や反応があったが、いまとなっては秋葉原で一番コラボレーションの宣伝効果がある建物ではないだろうか。

当初のアトレに「(ドラゴンクエストの)メルキドにやって来る勇者たちは”みかがみのたて”を求めてやってくるかもしれないが、街に住むひとたちは”かわのたて”や”てつのたて”もあってほしいと思うんだよね」なんて言ったりしたことが今となっては懐かしい。

建物全体でコラボレーション・ラッピングするその姿は、世界中から訪れる観光客のひとたちにとっても強烈に記憶に残る思い出深い場所になっている。

これからも様々なコラボレーションをたのしみにしていきたい。

住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田1-17-6(Google Map
場所:アトレ秋葉原1
電話:03-5289-3800(代表)
時間:10:00~21:00

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