令和三年に予定されていた神田祭・本祭は新型コロナウィルス感染症の影響でやむなく中止に。それから二年後、令和五年の神田祭は四年ぶりとなる。そんな神田祭の神事や神輿巡行、そのようすをフォトレポート
- advertisement -
- advertisement -
神田祭
神田祭(読み:かんだまつり)は神田明神で行われる祭礼のことで、山王祭、深川八幡祭とならび江戸三大祭の一つとされており、京都の祇園祭、大阪の天神祭と共に日本の三大祭りの一つにも数えられる。
隔年で5月中旬に行われるのだが今年は本祭となり、メインとなる週末の催し日程は以下
- 5月13日(土) 神幸祭(読み:しんこうさい) – 祭礼行列が中心街を練り歩く
- 5月14日(日)神輿宮入(読み:みこしみやいり) – 氏子百八町の神輿二百基・渡御百基が宮入参拝
神田明神は秋葉原からほど近い場所にあることもあり、近年アニメ作品とのコラボレーションが盛んに行われてきた。
2015年の神田祭は作品の舞台にもなったラブライブ!とのコラボレーション
四年ぶりとなる今年のコラボレーションはVTuberグループ「ホロライブ」
神田祭コラボ用に描き下ろしたイラストのオリジナルコラボグッズ販売など
フォトレポート
以下、神田祭のフォトレポート
和楽の集い
5月7日(日)神田祭プレイベントとして神田明神の境内にて行われた。
神田祭プレイベント、雅楽の集い。
神楽殿での巫女舞
大雨の中 執り行われ神秘的。
和泉流狂言
鳳輦神輿遷座祭
5月11日(木)御本殿より奉安庫にある一の宮、二の宮、三の宮の鳳輦・神輿に御霊を移す祭儀
白い布囲いに包まれた御霊を燃える松明の明かりで誘導し、三基の鳳輦・神輿に遷されることで儀式は完了。
神田祭のはじまりとなる最初の神事となり、この三基の鳳輦は神幸祭の祭礼行列を進むことに
氏子町会神輿神霊入れ
5月12日(金)神田明神の神職が神酒所を訪れ、108もの氏子町会の各神輿に神霊を遷す神事
ベルサール秋葉原、旅籠町会の神酒所
神社では花手水がきれい
神幸祭
5月13日(土)神幸祭は祭礼行列が神田の街を練り歩く行事
出発の神事、宮司さんによる祈願
参列する千代田区長や氏子総代の方たち
頭たちによる木遣り。
なぜ龍角散が必要なのか
祭礼に参列するあかりちゃん。翌々日は十三歳の誕生日
鳥居前、参道を通り神田明神を出発。
行列はこのあと大手町の将門塚、日本橋両国旧御仮屋などで神事を行いながら行列は巡行していく。
夕方、日本橋三越前。獅子頭がちからづよく中央通りを進む
騎馬武者が秋葉原の中央通りを進む
東京芸術大学のコンテストで明神賞を受賞した日本画・工芸・邦楽・楽理の学生によるジンベエザメ。
鳥居前は異様な熱気に包まれていた。
帰ってきた三基の鳳輦・神輿。参道をゆっくりと進む。
境内に戻ってきた鳳輦神輿。ひとで埋めつくされた神社
神幸祭・着輦祭、頭たちの木遣り一本締め
神輿宮入
5月14日(日)神田の各町会の神輿が渡御・神田明神へ宮入参拝する行事(一部町会は5月13日に宮入)
神田明神通りに集結する外神田地区神輿連合。担ぎ手の方たちもたくさん
地区副代表による合図で神輿地区連合の宮入りが開始。
秋葉原を背景に進む
明神下交差点
外神田町会連合のお囃子。先頭を進む。
先頭の神臺會(神田明神東側の町会)による宮入り
この日はじめの神輿宮入り参拝
続々と参道を進む各町会の神輿
自分たちも町会の半纏に着替えて宮入り参拝
巫女さんから福鈴を授かる
JR秋葉原駅前・アトレ秋葉原ではホロライブ神田祭コラボレーション
いつもの風景にあるこの日だけの特別、お神輿。非日常を感じる。
午後からは中央通りで外神田地区神輿連合の巡行
中央通り交差点にもたくさんの人たち
挨拶のあと一斉に担ぎ出す外神田地区の神輿
この日は神田の街中でこのような神輿渡御・巡行が行われた。
夜、神社では最後の町会が宮入り
中央区・千代田区長がご挨拶
境内で最後に担がれた宮神輿。
最後に木遣り一本締め。
さいごに
四年ぶりということで、ことしは特に念入りに事前準備を。祭りのかなり前から草履を履いて足の皮が剥けないよう慣らしたつもりなのですが、やはりいまは足が痛いです。
ただ、その痛みもどこか心地良く感じます。祭りのあとの痛みですね。
神田祭はこれまでいろいろな形で参加させていただきました。
町会の神輿について行き一日中お神輿を担いだり、保存会と言われる神田囃子のトラックに乗って神幸祭をまわったりした年もあったのですが、今年はありがたいことに神田明神の神職さんから半纏をお借りして撮影をメインにさせていただきました。
どのカタチで参加してもやはりお祭りはたのしいものなのですが、今回は特に貴重な体験をさせていただいたと思います。
お祭りを準備してくださった皆さま、その体験の機会をいただけました皆様には感謝を。
お疲れさまでした。また二年後に